多くの国立公園や山岳地を抱え、豊かな自然を身近に感じることができる甲信越エリア。長野県の千畳敷カールや上高地、山梨県の昇仙峡などの人気観光地の数々は、秋になると紅葉見物に訪れる人々で賑わいます。そんな紅葉の名所を訪れてみるのも良いですが、宿から出ずに、落ち着いた環境で紅葉を愛でるのもまた乙なもの。帰りの時間を気にせず、混雑知らずで快適に。温泉やお部屋から紅葉が見える宿をご紹介いたします。
目 次
秋色に染まる八ヶ岳を見渡す展望露天風呂
テラス蓼科リゾート&スパ (長野・蓼科高原)

全室にテラスと大きな窓を備え、蓼科の豊かな自然を一望できるオープンエアスタイルが特徴の「テラス蓼科リゾート&スパ」。テラスでは気持ちの良い空気を味わい、大きな窓からの景色は、室内にいながらも森林浴をしているかのような感覚にさせてくれます。蓼科の自然を感じながらひたすらのんびり過ごす。日頃の忙しさを忘れ、心穏やかな滞在を叶えてくれるでしょう。

八ヶ岳と周りの白樺林を一望できる幅12mの展望露天風呂は宿の自慢の一つ。10月上旬頃には近くの木々はもちろん遠くの山までも赤や黄に染まり、紅葉のパノラマを眺める入浴が楽しめます。泉質は、疲労回復や健康増進に効果のある弱酸性。お肌の新陳代謝を促進してつるつるにしてくれる「メタケイ酸」という天然の保湿成分を83mgも含むに肌の湯としても人気です。
信州の秘湯で赤・黄・白のコントラストを堪能
白骨の名湯 泡の湯(長野県/白骨温泉)

松本から車で約60分。標高約1,400m、中部山岳国立公園内に位置する信州の秘湯・白骨温泉。「白骨の名湯 泡の湯」は、その山々の中にひっそりと佇む全20室の小さな旅館です。明治45年の創業以来、当時のままの温泉風情が漂う本館は、初めて訪れた人にもどこか懐かしさを感じさせてくれる不思議な魅力があります。

大自然に囲まれたこの宿で一番の紅葉スポットは、乳白色のお湯をたっぷりと蓄えた大露天風呂。白骨温泉随一の湯量と広さを誇るこの温泉は、湯浴用バスタオルを着用して混浴で楽しめます。紅葉した山々の中、赤や黄色に色付いた木々に囲まれて乳白色のお湯に浸かれば、きっと露天風呂の醍醐味を再認識することでしょう。標高が高いので、初雪のタイミング次第で、雪化粧と紅葉の両方に出会えるかもしれません。
富士山と紅葉の共演を愛でる日本庭園
庭園と感動の宿 富士山温泉 ホテル鐘山苑(山梨県・富士吉田)

富士山の麓、富士吉田に位置する「庭園と感動の宿 富士山温泉ホテル鐘山苑」。館内の至るところから富士山を見ることができますが、特に「露天風呂 富士山」からの眺めは裾野までその姿を現し迫力抜群です。3段になった湯船の最上段で横になれば、富士山ビューの寝湯に。Ph10.3を誇る高アルカリ性の温泉に癒されながら、雄大な景色からのパワーをチャージしましょう。

25,000坪の日本庭園は、富士山を背景に四季折々の日本の姿を映し出す絵画のような美しさが魅力。例年11月頃には紅葉が見頃を迎え、赤・黄・緑のコントラストが絶妙なバランスで重なります。見応えのある庭園に世界遺産、紅葉までもが楽しめる贅沢は、どんな紅葉の名所にも勝ると言っても過言ではありません。
紅葉の絨毯を見下ろす標高1,000mの高原リゾート
赤倉観光ホテル(新潟県/妙高高原)

1937年の創業以来、リニューアルや新築を重ね、伝統を守りながらも進化し続けている「赤倉観光ホテル」。上高地帝国ホテル、川名ホテルに続けて建てられた、高原リゾートホテルの草分け的存在です。宿の代名詞とも言える新館最上階の「アクアテラス」からは、雲上の絶景を水盤越しに見渡すことができます。

妙高高原の紅葉の見頃は、例年10月下旬から。妙高山側の客室からは窓に迫るような迫力のある紅葉を、野尻湖側の客室からは眼下に広がる野尻湖や、遠くに連なる志賀高原越後の山々までも見ることができます。まるで紅葉の絨毯のように続く一面の絶景は、標高1,000mに立つこのホテルならでは。歩いて下から紅葉を眺めた後は、上から。異なる角度で紅葉鑑賞ができるのも嬉しいですね。

こんなに美しい紅葉が見られるのなら、わざわざ混雑する名所にまで行かなくても…と思わせてくれるような紅葉自慢の宿。今年は温泉や旅館のお部屋から、ゆっくり紅葉鑑賞をしてみませんか?
※他にも、日本各地の紅葉が見える宿をこちらの記事でご紹介しています。
〇東北の紅葉が見える宿5選
〇関東の紅葉が見える宿 5選












