源泉そのままの新鮮な湯が、湯船に注がれ続ける源泉掛け流し。贅沢な気分を味わえるのはもちろん、湧き出したままの温泉成分をそのまま肌に感じられるのも魅力です。
日本有数の強酸性泉であり、日本三名泉の一つとしても名高い草津エリアで、源泉掛け流しの温泉を満喫できる宿をご紹介いたします。
目 次
1.湯守を受け継ぐ老舗宿で草津最古の源泉に癒される
奈良屋(群馬県/草津)

明治10年創業以来、日本の伝統文化「湯守」を受け継ぐ温泉宿「奈良屋」。老舗ならではの風格と威厳を感じられる建物は、フォトスポットとしても人気です。
客室は、洋室に日本の伝統工芸を散りばめた「コンフォートフロア」や、和モダンの「泉游亭」など全36室。「【泉游亭・みねざくら】」は、宿で唯一窓から「湯畑」を望む、眺望自慢のお部屋です。


湯畑のすぐ側という立地から、温泉は、草津最古と言われる白旗源泉を引き湯。湯小屋で一晩寝かせて適温にした湯を、湯守が丁寧に湯もみをすることで、最適な状態に保っています。大浴場や貸切風呂で、自慢の温泉を心ゆくまで堪能しましょう。
奈良屋
群馬県/草津
2.3,000坪の自然林に抱かれた隠れ宿で掛け流しの温泉に寛ぐ
つつじ亭(群馬県/草津)

5,000坪もの敷地のうち、本館・離れ家を合わせて客室は10室のみの「つつじ亭」。約3,000坪の自然林を野趣あふれる庭とし、館内のどこからでも四季折々の風情を感じることができます。離れ家「右近の棟」の4室は、源泉掛け流しの半露天風呂付。食事は夕朝ともにお部屋食なので、おこもりステイにぴったりです。


大浴場「うららの湯」には御影石の内湯と檜の露天風呂の2つの湯船があり、万代鉱源泉から引き入れた湯がたっぷりと注がれています。広大な自然林に囲まれた露天風呂は開放感抜群。緑が美しい春夏、葉が鮮やかに色付く秋、雪見風呂も楽しめる冬と、季節毎の風情を名湯とともに堪能してみては。
つつじ亭
群馬県/草津
3.老舗宿に新設された露天風呂で2つの源泉の湯比べを楽しむ
草津温泉 草津ホテル1913(群馬県/草津)


大正2年に洋館の「ホテル」として創業した名残をその名に受け継ぐ「草津温泉 草津ホテル1913」。昭和27年頃に現在の純和風旅館に改築して以降も、創業当初からの趣とおもてなしの心を守り続ける老舗の宿です。2020年9月には、食事処「奥庭」と新浴場「露天ふたつ湯」を備えたモダンな別棟を新設しました。

「露天ふたつ湯」は、西の河原源泉と万代源泉の2つの湯船が並んで設けられているのが特徴。万代源泉はpH1.6のピリッと刺激のある湯、pH2.1の西の河原源泉は、引き湯している宿が数少ない希少な源泉です。特徴的な2つの湯を行き来して違いを楽しめるのは、ここならではの醍醐味です。
草津温泉 草津ホテル1913
群馬県/草津
4.宿自慢の6つの湯船で2本の源泉を堪能する湯巡りステイ
草津温泉 望雲(群馬県/草津温泉)


慶長4年の創業以来、数々の文人達に愛されてきた「草津温泉 望雲」。西の河原源泉と万代鉱源泉、2つの源泉から引いた新鮮な湯で満たされた6つのお風呂は、宿の自慢の一つ。大きな窓から四季折々の景色を望む「万代の湯」や、2つの源泉の入り比べができる「遊山の湯」など、湯巡り気分を味わえます。

客室は全43室。お部屋でも温泉を楽しみたい方には、宿で唯一の露天風呂付客室「雲松庵<温泉>露天風呂付和室(禁煙)」がおすすめ。庭園に続く広々としたウッドテラスに、西の河原源泉掛け流しの露天風呂が備わっています。たっぷりの湯を独り占めして、寛ぎのひとときを満喫しましょう。
草津温泉 望雲
群馬県/草津温泉
5.リニューアルした空間と掛け流しの温泉で寛ぐ昔心の宿
昔心の宿 金みどり(群馬県/草津)

草津名物・湯畑から徒歩約3分の「昔心の宿 金みどり」は、明治35年の創業から“昔心”を大切にする温泉宿。“故きを温ね新しきを知る”をテーマに、大浴場や一部客室、館内設備のリノベーションを行い、2021年8月にリニューアルオープンしました。

温泉は、湯畑源泉と万代鉱源泉の2つの源泉を引き湯。大浴場の内風呂は湯畑源泉、大浴場の露天風呂と離れの貸切露天風呂は万代鉱源泉となっており、どの湯船でも源泉掛け流しの新鮮な湯に浸かることができます。新しく生まれ変わった空間で、代々受け継がれてきたおもてなしと、草津の名湯にたっぷりと癒されて。
昔心の宿 金みどり
群馬県/草津
今回は、草津エリアで源泉掛け流しの温泉を満喫できる宿をご紹介しました。
湧き出したままの新鮮な温泉に包まれる贅沢を味わいに、出掛けてみてはいかがでしょうか?
【草津エリア情報】
日本屈指の名湯として知られる草津温泉郷。名物「湯畑」を中心に、ホテルや旅館、飲食店や土産物店が数多く立ち並び、国内外の観光客から人気の高い温泉地です。湯畑源泉をはじめ主に6つの源泉があり、どれも泉質はph2.0前後の強酸性です。
【草津温泉の主な源泉】

・湯畑源泉
温泉街の中央にある、草津で最も有名な源泉。湧き出た湯を7本の木樋に通し、外気でほどよい温度に冷やしてから旅館や共同浴場へ運んでいます。
・万代鉱源泉
草津一の湯量を誇る源泉で、共同浴場「西の河原大露天風呂」をはじめ、多くの旅館に引かれています。無色透明で硫黄の香りもしませんが、主要な源泉の中でも特に強い酸性で、肌がピリピリするような刺激があります。
・西の河原源泉
源泉一帯が公園として整備されており、園内の至る所から湯が湧き出しています。共同浴場には引き湯をしておらず、一部の宿泊施設でのみ入浴が可能です。硫黄を含まず、無色透明で柔らかな湯ざわりが特徴。
・煮川源泉
旅館への引き湯をしておらず「大滝乃湯」と共同浴場「煮川乃湯」で入ることができます。基本的には無色透明ですが、湯の花が混ざることで白濁する場合も。
・白旗源泉
源頼朝が発見して入浴したと伝えられている、最も歴史が古い源泉。硫黄分が強く、湯の花が温泉に混ざることで淡く白濁しています。肌がピリっとする湯ざわりで、共同浴場「白旗の湯」や旅館にも引き湯されています。
・地蔵源泉
草津の主な源泉の中でも湧出量が最も少ない源泉。共同浴場「地蔵の湯」のそばにある「地蔵湯畑」で、湧き出る源泉を見ることができます。硫黄が含まれており、わずかに白濁しているのが特徴。
※他にも、日本三名泉を源泉掛け流しで楽しめる宿をこちらの記事でご紹介しています。
〇 源泉掛け流しの温泉でくつろげる宿 下呂編
〇 源泉掛け流しの温泉でくつろげる宿 有馬編












