日本の秋の風物詩である「紅葉」。名所を訪れて紅葉狩りをするのも良いですが、宿に泊まって露天風呂で温泉に身を委ね、紅葉を愛でるのもまた乙なもの。帰りの時間を気にすることもなく、混雑の心配もありません。
今回は、露天風呂で温泉に浸かりながら紅葉を愉しめる宿をご紹介いたします。
目 次
紅葉に染まった鶴仙渓を見下ろす
吉祥やまなか(石川県/加賀温泉)

扶桑三名湯のひとつ、開湯1300年を誇る山中温泉に位置する「吉祥やまなか」。加賀五彩を用いた館内は、雅やかで華麗な雰囲気。客室には上質な建材を活かし、加賀の伝統美や気品を感じられます。

紅葉の時期に特におすすめなのが、大浴場「白鷺の湯」。大聖寺川にせり出すように造られた東屋風の露天風呂は、眼下に名勝・鶴仙渓を望み開放感は抜群です。紅葉の見頃は11月中旬頃から。紅葉に染まった鶴仙渓を眺めながら、松尾芭蕉も愛したまろやかな湯に癒されて。
吉祥やまなか
石川県/加賀
有馬の名湯越しに紅葉を愛でる
有馬温泉 月光園 鴻朧館(兵庫県/有馬温泉)

「有馬温泉 月光園 鴻朧館」は、有馬温泉の中でも数少ない、敷地内に泉源を持つ温泉宿。日本最古の湯と言われ「万能の湯」「子宝の湯」としても名高い「金泉」を、源泉100%加水なしで堪能でき、温泉好きにはたまりません。

落葉山と滝川を臨む景観は、温泉街の中でも随一。客室はもちろん、大浴場や露天風呂からも壮大な景色を楽しめます。11月上旬頃には赤褐色の湯の先に美しい紅葉が広がり、豊かな自然と上質な温泉に、心も身体も癒されます。
有馬温泉 月光園 鴻朧館
兵庫県/有馬温泉
わざわざ訪れたい、谷底にある紅葉露天風呂
和の宿 ホテル祖谷温泉(徳島県/祖谷渓)

「和の宿 ホテル祖谷温泉」は、日本三大秘境として知られる祖谷渓の断崖に立つ一軒宿。深く切り込んだ谷や、重なり合う山々を館内の至るところから見ることができる、絶好のロケーションです。

宿名物の露天風呂があるのは、傾斜42度の断崖をケーブルカーで約170メートル下った谷底。例年10月下旬頃になると、一面が彩り豊かな紅葉に包まれます。遠くまで連なる山々を覆うような紅葉と渓谷美の競演は、わざわざ見に行く価値があると言えるでしょう。
和の宿 ホテル祖谷温泉
徳島県/祖谷渓
紅葉露天風呂で城下町の風情に想いを馳せる
萩本陣(山口県/萩)

世界遺産「松下村塾」の近くに立つ「萩本陣」。石垣をあしらったロビーや、萩の街並みや景色を表現したコンセプトルームなど、城下町の風情が漂う館内を歩けば、まるでタイムスリップしたような感覚に。

多彩な浴室をひとつの街に見立てた湯屋街「湯の丸」では、約2万年前の地下水に由来する自家源泉の温泉を使用しています。例年11月中旬頃になると、「紅葉の湯」の土塀露天風呂では、シンボルツリーの紅葉が古代の湯とともに歴史風情に彩りを添えてくれます。
萩本陣
山口県/萩・萩本陣温泉
頭上に広がる紅葉のオーロラ
黒川温泉 山あいの宿 山みず木(熊本県/黒川温泉)

黒川温泉の深い自然に包まれた、奥黒川に位置する「黒川温泉 山あいの宿 山みず木」。「山あいの宿」という名の通り、日常から離れた、四季折々の表情を見せる美しい風景の中にひっそりと佇みます。

この宿の露天風呂があるのは、木立の森に流れる渓流の傍ら。湯船に浸かれば、頭上には秋色に染まった葉が広がり、まるで紅葉のオーロラのよう。見頃は10月下旬から11月上旬にかけて。秋を全身で感じながらの湯浴みは、まさに至福のひとときです。
黒川温泉 山あいの宿 山みず木
熊本県/黒川温泉
野趣あふれる紅葉と美肌の湯を堪能
大正屋 椎葉山荘(佐賀県/嬉野温泉)

「大正屋 椎葉山荘」は、嬉野温泉の中心地から車で5分ほどの山間に佇む1軒宿。緑深き椎葉山とのどかな棚田に囲まれ、聞こえるのは自然の音だけ。喧噪とは無縁のこの場所では、時間の流れがゆっくりと感じられます。

嬉野一の広さを誇る「しいばの湯」の露天風呂は、すぐ横に椎葉川が流れるダイナミックな景観が魅力。大空の下で、自然が織り成す季節の表情を楽しめます。日本三大美肌の湯に数えられる名湯に潤い、野趣あふれる紅葉にパワーをもらいましょう。
大正屋 椎葉山荘
佐賀県/嬉野温泉
温泉に入りながらこんなに美しい紅葉が見られるのなら、わざわざ混雑する名所に足を運ばなくても良いのでは・・・と思ってしまうほど。
今年はちょっと贅沢に、露天風呂から紅葉が見える宿で、ゆっくりと紅葉鑑賞をしてみませんか?
※他にも、東日本エリアにある露天風呂から紅葉が見える宿を「露天風呂から紅葉が見える宿(東日本編)」でご紹介しています。












