FOLLOW一休コンシェルジュをフォロー

FOLLOW一休コンシェルジュをフォロー

元宮家別邸の趣に浸れる洛東の文化財の宿
クローズアップ

元宮家別邸の趣に浸れる洛東の文化財の宿 吉田山荘(京都府/京都市)

京都大学のちょうど東側、吉田山の山麓は「吉田神社」をはじめ、たくさんの神社仏閣が集まる所。洛東の中でも静かな京の風情を満喫できるエリアです。
「吉田山荘」が佇むのは、その吉田神社のすぐ近く。わずか3室の宿ですが、宮家の別邸だった建物は独特の風情にあふれ、ここに泊まること自体が旅の目的にもなっています。

昭和7年築の元東伏見宮家別邸

昭和天皇の義理の弟君、東伏見宮邦英王の別邸として昭和7年に建てられた「吉田山荘」。戦後になって料理旅館となり、宿泊はもとより、婚礼に食事に人々が集う場所へと姿を変えてきました。
堂々とした表唐門は「最後の宮大工棟梁」と呼ばれた文化功労者・西岡常一氏の手によるもの。この門をくぐり、坂道を登った先に見えてくるのが、2階建て、総檜造りの本館です。

この本館は入母屋造りで登録有形文化財。見上げれば、屋根瓦には皇室ゆかりの「裏菊紋」が。また玄関左手の丸窓は、奈良県の新山古墳から出土した古墳時代の銅鏡「直弧文鏡(ちょっこもんきょう)」をモチーフにしたステンドグラス。ここから入る淡い光を見ていると、西洋の新しい風に心を躍らせた当時の人々の様子が目に見えるようです。

和と洋が見事に調和したデザイン

お部屋は1階・2階に各1部屋と離れの全3室。どのお部屋からもお庭の緑が眺められ、穏やかな滞在が叶いますが、一度は泊まってみたいのが2階のお部屋。和室2部屋と洋室にベランダが付いた構成で、広さは驚きの95平米。法隆寺金堂でも見られる「卍崩し」の手すりの向こうに東山三十六峰の山々や京都の街並みが広がり、京都らしさをより味わうことができます。

何より素晴らしいのが和と洋の調和。ステンドグラスと格調高い書院の造り。あるいは和室に隣接されたベランダ。テイストの違うデザインが違和感なく収まっているのですから、見事というよりほかはありません。

京都の北山杉を用いた数寄屋造りの離れは、お庭を通り抜けた奥にひっそりと佇み、まさに山荘のような趣です。

ちなみに同じ敷地内にあるカフェ「真古館」はドイツ風建築で、以前は車庫だった建物を改装したもの。こちらは宿泊客ではなくても利用可能です。緑に囲まれた静かな雰囲気の中、ゆっくりお茶を楽しみましょう。

朝食のみ付く「片泊まり」が基本

この宿の宿泊は朝食のみが付く「片泊まり」が基本。もし宿で夕食をとりたい場合は別途予約オーダーします。
料理旅館として70年以上の時を重ねているだけあって、夕食として提供されるのは、京野菜をはじめ、旬の食材をふんだんに用いた伝統ある京会席。器の中に表現された京都の四季が味わえますよ。
食後のコーヒーか紅茶、オリジナルプレゼントなどの特典が付く「ネット限定特別プラン」の夕食もあるので、予約前に一度チェックしてみてくださいね。

神社仏閣に囲まれた京都の風情の散策拠点

「吉田山荘」がある一帯は、境内一面を紅葉が埋め尽くす「真如堂」や地元では「くろたにさん」の愛称で親しまれる「金戒光明寺」、縁結びで有名な「吉田神社」など、多くの神社やお寺が集まる所。

世界遺産に登録されている「銀閣寺」や「哲学の道」へも歩いて15分ほどで、京都散策にはもってこい。特に吉田神社の節分祭「鬼やらい」は、京都では最大規模として知られ、毎年多くの人で賑わいます。
京都らしさを、宿で、食で、立地で味わえる旅館。「吉田山荘」が長らく人々に愛されているのは、そんなところに理由がありそうです。

00002042

吉田山荘

京都府/京都市

この記事が気に入ったらシェア!

エリアから探す

人気のエリア

全国のエリア

人気のテーマ特集