福岡県の福岡市と北九州市のほぼ中間に位置する宮若市。そのどこか懐かしい風景が広がるのどかな里に、2021年7月、6棟の離れからなる宿「古民家 煉(ね)り」がオープンしました。
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実りの里にオープンした懐かしくて慕わしい宿

遠くに霞む山々。静かに流れる犬鳴川。秋になると、辺りを黄金色に染める一面の田んぼ。そんな穏やかな実りの里に開業したのが「古民家 煉り」です。
お部屋は6室だけですべてが離れ。しかも子どもは宿泊不可となっている、まさに“大人の隠れ家”。日常のあれこれから解放されて、大切な人とのんびり過ごしたいと願う人にお勧めの宿です。
暖簾が下がる玄関を目にした途端、この宿のコンセプト“懐かしく慕わしく”をきっと感じてしまうはず。そしてその思いは中に入ると、さらに強くなるかもしれません。
離れは「乙野」「脇田」「湯原」「小伏」「竹原」「下」の6棟。濃茶色の木壁や木の引き戸、荒々しい表情を見せる土壁など、外観は日本人の感性にスッと馴染むデザインです。
広さ約50平米で、シンプルな設え

カラカラと戸を開けて、さっそく室内へ。
華美な装飾は全くありません。あるのは訪れる人を温かく迎える掛け軸や生花。洗い出し仕上げの三和土(たたき)。乳白色の電灯からもれる柔らかな明かり。そして静かな時間。

どの離れ客室も同じ広さで約50平米。畳敷きの居間と寝室、トイレと浴室が備わります。それだけのシンプルな間取りですが、2人で過ごすにはちょうどいいサイズ感。簡素な設えだからこそ、屋根勾配を活かした天井高が気持ちの良い開放感を生んでいます。

さあ、お部屋に着いたら、ちゃぶ台を思わせる丸座卓で一服しようか、庭を望むソファに身を沈めようか。それともまずは湯に浸かろうか。そんな旅の迷いもまた楽し。旅はまだ始まったばかりです。
掛け流しで楽しむ療養泉

客室には、どの離れにも温泉が引かれています。
この宿の温泉は単純弱放射能冷鉱泉。湯にラドンが含まれており、末梢循環障害や冷え性、関節リウマチなどの症状改善やアンチエイジングなどの効果が期待できるとか。ラドン泉は浸かるだけでなく、気体として呼吸器から吸入することでより高い効果が得られるそうで、そう聞けばたっぷりの湯気を吸い込みたくなること、間違いなし。天然温泉を好きな時に好きなだけ、たっぷりと楽しみましょう。
作家ものの器との相性も楽しめる懐石料理

食事は、隣接する和食店「料匠虎白」でいただきます。
宮若という土地は、山々から湧き出る水と盆地ならではの寒暖差によって、質の良い作物が採れる場所。採れたての新鮮な野菜と鐘崎漁港で水揚げされた魚介類をメインに組み立てられた、懐石料理が楽しめます。

器にも注目を。京焼を始め、釉薬を用いない焼き〆の種子島焼、天草陶石をベースとした竜山窯のアーティスティックな磁器、キリリとした錫器など、作家ものの器を多用。料理と器の相性も味わいどころの一つと言えるでしょう。
和食だけでなく、希望によってはフレンチの「颯香亭」での夕食も可能なので、ぜひお問い合わせを。
福岡市内から車で約40分。近くにはゴルフ場もあるので、アクティブに過ごすも良し。のどかな里山の風情を楽しみながら温泉三昧するも良し。「古民家 煉り」へぜひ出かけてみませんか。
古民家 煉り
福岡県/宮若市












