あまたある温泉旅館の中でも、自家源泉を有する宿はそれほど多くはありません。今回は、そんな効能豊かな自家源泉掛け流しの湯が、客室に備わる露天・半露天風呂で堪能できる宿を、西日本から厳選しました。
目 次
1.こだわりの湯と音に浸る音楽リゾート
湖畔遊(高知県/香美)

高知市から車で約50分。物部川の中流に立つ「湖畔遊」は、湯と音に強いこだわりを持つ宿。全3室に露天風呂があるほか、アンプやスピーカーなど、名機と呼ばれるヴィンテージ機器でオーディオシステムを整備。素晴らしい音響で好きな音楽を楽しめます。

特に川に沿うような造作スピーカーを設えた「ウェスタン」の部屋はデザイン性も高く、音マニアならずともワクワクするでしょう。黄金色の自家源泉はナトリウム-塩化物泉で、温泉成分を取り込みやすいアイソトニック温泉とか。いい湯といい音、どちらも譲れない人におすすめの宿です。
湖畔遊
高知県/香美
2.希少な湯と和の建築美が特徴の、岡山の宿
登録有形文化財の宿 名泉鍵湯 奥津荘(岡山県/奥津温泉)

湯船の底からぽこぽこぽこ。日本には0.001%程度しかない“足元湧出”の湯に浸かろうと、多くの人々が訪れる「登録有形文化財の宿 名泉鍵湯 奥津荘」。なかでも「鍵湯」と「立湯」は川の流れが長い時間をかけて削った地形を活かしているとあって、温泉ファン垂涎の的。

創業90余年で建物は登録有形文化財。積み重ねられてきたその歴史は、この宿の大きな財産と言えるでしょう。湯量も豊富で「渓流沿い源泉かけ流し露天風呂付離れ【清間亭】」と「渓流沿い源泉かけ流し露天風呂付離れ【聴泉亭】」の露天風呂でももちろん、自慢の湯を楽しめます。
登録有形文化財の宿 名泉鍵湯 奥津荘
岡山県/奥津温泉
3.日本の離島で唯一のミシュラン5つ星の宿
壱岐リトリート 海里村上 by 温故知新(長崎県/長崎・壱岐)

博多港からジェットフォイル船と車を使って約1時間15分。それだけの時間をかけても、この上ないリラックスを求めて人が集まる「壱岐リトリート 海里村上 by 温故知新」。全12室がオーシャンビューで露天風呂付。しかも温泉成分の基準値が高い超高濃度の温泉を掛け流しで味わえます。

黄金色の湯に浸かって海を眺めていると、疲れが湯に溶け出していくのを実感できますよ。玄界灘の荒波と穏やかな内海湾が育む海の幸料理も魅力。アワビにウニを乗せ、炭火で焼いた名物料理「海里焼き」は、一口頬張った途端、歓声が上がります。
壱岐リトリート 海里村上 by 温故知新
長崎県/長崎・壱岐
4.贅を尽くした離れで良質な湯を堪能
きりしま悠久の宿 一心(鹿児島県/霧島温泉)

鹿児島と宮崎の県境、霧島連山の麓に立つ「きりしま悠久の宿 一心」。大きな水盤を囲むように7つの離れが配置され、静かな滞在を求める人にぴったり。意匠は異なりますが、広さはそれぞれ70〜110平米と、ゆったり過ごせます。

特筆したいのは湯の質の良さ。敷地内から汲み上げる自家源泉の泉質は、霧島温泉では珍しいマグネシウム・カルシウム・ナトリウム・炭酸水素塩泉。湯治の湯として高い評価を得るにごり湯です。しかも露天風呂の一部が檜、内湯は御影石造りという贅沢仕様。24時間、いつでも好きな時に好きなだけ湯浴みを楽しんで。
きりしま悠久の宿 一心
鹿児島県/霧島温泉
せっかくの休みに泊まるなら、源泉掛け流しのお風呂が備わる客室で好きなだけ湯浴みを楽しみたいもの。広々とした空間で、温泉を独り占めできる贅沢感を味わってみませんか。












