遠方にまで足を運ぶ時間はないけれど、喧騒から離れた場所でゆっくりと温泉に浸かりたい……。高級温泉旅館なら、宿自慢の温泉に加え、美しい景観や旬の食材を使った料理などを満喫できるワンランク上の滞在が可能です。今回は、東京から約2時間で行ける、一度は泊まりたい人気の高級温泉旅館6軒を厳選してご紹介します。
目 次
1.奥湯河原の清流を望む露天風呂で癒される、大人限定の温泉宿
奥湯河原 結唯 -YUI-(神奈川県/湯河原)

東京から電車で約1時間半と、気軽に足を運べることで人気の奥湯河原温泉。その清流のほとりに佇む「奥湯河原 結唯 -YUI-」は、趣ある隠れ家のような宿です。本館と2つの離れを合わせ、客室は全11室。格式ある日本建築の外観や幽玄な雰囲気を湛える庭園を前にすれば「これぞ大人の温泉宿」と言うべき風情を感じることができます。

「離れ秀邑」には約70平米の広々とした2つの客室があり、それぞれに露天風呂が備わります。4棟からなる一棟貸しの「離れ紫葉」は、全客室が100平米以上というゆったりとした空間が自慢。全てに清流を見下ろす露天風呂が設えられており、せせらぎを感じながらの贅沢な湯浴みが叶います。茶室「心妙庵」のトリートメントで身体をほぐし、滋味溢れる和会席料理を味わえば、温泉旅館ならでは癒しの時間を堪能できるでしょう。
奥湯河原 結唯 -YUI-
神奈川県/湯河原
2. 箱根の森に佇む隠れ家宿で、2つの自家源泉の湯に癒される
強羅花扇 円かの杜(神奈川県/箱根・強羅)

東京から東海道新幹線を使って約1時間半という、気軽に訪れることができる場所にありながら、隠れ家のような風情を持つ温泉宿が「強羅花扇 円かの杜」です。目を引くのは、フロントに据えられた長大な神代欅のカウンター。その天然木の存在感や館内に満ちる木や畳の香は、非日常感溢れる滞在へとゲストを誘います。ラウンジに隣接した囲炉裏スペースや、蔵バー「こだま」で、上質な大人の時間を過ごすのもおすすめ。

客室は回廊に沿って配されており、20室あるお部屋全てに敷地内から湧き出る自家源泉の湯が注がれます。この他、本館から畳敷きの階段を下った場所には緑に囲まれた開放感溢れる大浴場も。客室とは別の源泉から引かれた湯が、露天風呂と内風呂に満たされています。枝の間から覗く夜空の月や星を眺めながら、深い森に佇む宿ならではの趣ある湯浴みを楽しんでみては。
強羅花扇 円かの杜
神奈川県/箱根・強羅
3.雅やかな設えと相模湾を一望できる客室露天風呂が自慢の温泉宿
熱海 さんが(静岡県/熱海市)

東京から東海道新幹線、JR伊東線を乗り継いで約1時間、車で約10分。港町・網代の標高160メートル超の急勾配に位置する「熱海 さんが」は、相模湾を見下ろすオーシャンビューが魅力の温泉宿です。わずか7室の客室は、それぞれ和のスタイルと現代的なデザインを掛け合わせた、雅やかな設え。客室には老舗店の高級寝具や英国王室御用達のタオル類を使用するなど、ワンランク上の贅沢な滞在を叶えます。

この他にも、客室には全てにバルコニーと露天風呂を完備。時間毎に風情を変える相模湾の絶景を眺めながら温泉に浸かれば、心が凪いでいくような癒しのひとときを過ごせるでしょう。伊勢海老やカサゴなど、季節毎の海の幸を使った日本料理も宿の自慢。貴賓室ではお部屋食、本館の場合は個室のお食事処で食事の用意があるので、彩り豊かな料理を気兼ねなく味わえます。
熱海 さんが
静岡県/熱海市
4.和洋折衷の建築が目を引く宿で、名峰を眺めながら湯浴みを楽しむ
別邸 仙寿庵(群馬県/谷川)

東京から上越新幹線で約1時間15分、バスで約30分の場所にある「別邸 仙寿庵」は、群馬県の名峰、谷川岳を望む山間に立つ温泉宿です。宿に足を踏み入れてまず目を引かれるのは、ガラス張り曲面廊下をはじめとする現代建築と、手漉き特殊和紙や漆喰、京土壁などの伝統技術が融合した佇まい。山間の景観とも調和する和洋折衷の内装は、まるで美術館にやって来たような心躍る滞在を叶えます。

1,000坪の建物内にある客室は、わずか18室。その全てに源泉掛け流しの露天風呂が備わり、四季ごとに姿を変える谷川岳を一望できます。開放感溢れる露天風呂で谷川の清流を感じながら、心落ち着く湯浴みを楽しんでみては。夕朝食は、個室のお食事処でいただけます。雰囲気あるプライベート空間で、目にも鮮やかな創作和食料理をじっくりと味わえば、心身がゆったりと満たされていくのを感じるでしょう。
別邸 仙寿庵
群馬県/谷川
5.全室露天・半露天風呂付の客室で、安らぎの時間を過ごせる宿
那須別邸 回(栃木県/那須)

東京から東北新幹線とバスを乗り継いで約2時間。アクセスしやすい場所にありながら、那須高原の広大な自然を感じられる温泉宿が「那須別邸 回」です。一歩館内に足を踏み入れれば、和紙・漆・真鍮などの日本古来の材質を使った内装をはじめ、どこか懐かしい空間が広がります。わずか9室の客室は、それぞれ約70~130平米と、ゆったりとした広さなのも嬉しいポイントです。

全ての客室に、那須連山の主峰・茶臼岳の標高1,300メートル地点に湧く無色透明の湯・大丸温泉が注がれる露天風呂または半露天風呂を完備。また、ゲストはすぐ近くにある「那須高原の宿 山水閣」の2種類の貸切風呂も利用できるので、ご家族やカップルなどでプライベート感ある入浴を楽しむのも良いですね(完全予約制/有料)。地元の野菜や那須黒毛和牛などを使った料理に舌鼓を打つのも、滞在の醍醐味です。
那須別邸 回
栃木県/那須
6.料理と景観、癒し効果のある温泉を満喫できるおもてなしの宿
御宿 かわせみ(福島県/翡翠の里)

東京から東北新幹線を使って約2時間の場所にある「御宿 かわせみ」は、小川や摺上川が合流する自然林庭園の中に佇む宿。創業当時から“料理とおもてなし”にこだわり、特に月毎のスペシャリテ「吟味特撰」をはじめとする“かわせみ流日本料理”は、泊りがけで食べに行きたいと思うほどの逸品揃い。全12室の客室はそれぞれ造りが異なり、このうち1階の6室には全て露天風呂が備わります。運が良ければ、客室から宿のシンボルであるかわせみに出会えることも。

春には桜、秋には紅葉を眺めながらの風情ある湯浴みが叶う露天風呂に注がれるのは、奥州三名湯に数えられ、冷え性や疲労回復に効果があると言われる飯坂温泉。24時間入浴可能な大浴場を気ままに利用したり、湯上りに飲み物をいただきながらサロンで過ごしたりするのもおすすめ。庭園に訪れる野鳥のさえずりに耳を澄ませながら、温泉宿ならではの癒しを満喫してみては。
御宿 かわせみ
福島県/翡翠の里
落ち着いた客室にこだわりの料理、海や山などの美しい景観、そんな美しい自然を眺めながらの旅情溢れる湯浴み……。東京から約2時間と、思い立ったらすぐ訪れることができる場所にありながら、心も身体も安らぐ贅沢な滞在を叶える高級温泉旅館へ、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。












