澄み渡る空、どこまでも続く青い海原と地平線を眺めながら一日を過ごす……。そんなオフの滞在を満喫できたら、身も心も存分にリフレッシュできることでしょう。今回は全国の中から、オーシャンビューが自慢の大人限定10室以下の宿を、厳選してご紹介します。
目 次
【東日本編】
1.“東洋のリビエラ”江之浦のお洒落な施設で新感覚の湯治を
江之浦リトリート凛門(神奈川県/小田原市)

都心から、思い立ったらふらりと立ち寄れる距離でありながら、自然豊かな神奈川県小田原市。“絵のように美しい海岸”であることが地名の由来である江之浦に、全8室の大人だけの宿「江之浦リトリート凛門」は佇んでいます。豊臣秀吉が千利休に命じて茶室を造らせ、20世紀に活躍した建築家ブルーノ・タウトが“東洋のリビエラ”と称えた江之浦の自然美に包まれたこの宿なら、心潤う滞在が叶うのではないでしょうか。

「ビュースイート4階/和洋室」は、すっきりとした和モダンの設えが、旅慣れた大人を寛がせてくれるでしょう。大きなバスタブに身を浮かべながら、相模湾の絶景を見晴らすバスタイムは旅先だからこそのご褒美。また「Le Furo(ルフロ)」で、石風呂とミネラルミスト温浴をかけ合わせた湯を浴びるという新しい温浴習慣を体験し、新感覚の湯治を満喫するのもいいですね。
江之浦リトリート凛門
神奈川県/小田原市
2.熱海に佇む隈研吾氏の建築や館内の芸術に五感が磨かれる
ATAMI 海峯楼(静岡県/熱海)

東京や名古屋方面から気軽に行けるリゾート地、静岡県熱海。「ATAMI海峯楼」は、著名建築家の隈研吾氏が水とガラスをテーマに設計した、スモールラグジュアリーな大人限定の宿です。館内には、世界的に評価される画家・千住博氏の作品などが配され、アートを肌で体感できるとゲストから高く評価されています。

全4室のお部屋は全てオーシャンビュー。また、2022年12月にリニューアルを施した客室なら、殊更に優雅な旅が叶いそう。インフィニティーな水盤とともに相模湾を望める「LUXURY SUITE 1 /洋室/誠波・せいは」。高い天井で開放感が格別の「LUXURY SUITE 2 /洋室/風科・ふうか」の洗練された空間で非日常を味わって。これらの客室に滞在すると、ガラス張りのスタイリッシュな「ウォーターバルコニー」を特別に食事処として利用できるのも嬉しいポイントと言えそうです。
ATAMI 海峯楼
静岡県/熱海
3.優雅でプライベートな空間で湯に浸かり海原を望む快感
熱海 さんが(静岡県/熱海市)

観光地として名高い熱海の街から少し離れたところにある、熱海市網代。標高約160メートルの急勾配に立つのが、眼下の相模湾を一望できる全7室の大人だけの宿「熱海 さんが」です。ロビーに入った瞬間から木をふんだんに用いた落ち着いた雰囲気に包まれ、ほっと寛げることでしょう。全ての客室に備わる露天風呂に浸かりながら、海を眺め、刻々と変わりゆく空の色を仰ぐ……。それだけで日々の疲れが湯に溶けてゆくようです。

「貴賓館 4階貴賓室『山(やま)』」をはじめとする3室ある貴賓室に滞在するゲストは、客室に隣接する専用部屋で食事をいただけます。海の幸・山の幸に恵まれた伊豆産を中心とした、選りすぐりの素材の持ち味を最大限引き出した日本料理を、大切な方とじっくり噛みしめながら味わう“口福”に浸りたいものですね。
熱海 さんが
静岡県/熱海市
続きを読む:オーシャンビューの絶景が楽しめる10室以下、大人の宿 東日本編
【西本編】
4.全客室から鳴門海峡の絶景を望む、ラグジュアリーな宿
ホテルリッジ(徳島県/鳴門パークヒルズ)

徳島空港より車で約30分、鳴門海峡を望む岬に立つ「ホテルリッジ」は、全室オーシャンビューのラグジュアリーな大人のホテルです。約7万坪の敷地にある離れ形式の客室は、和室4室、洋室6室のわずか10室。お部屋に設えられた日の当たるテラスのチェアに寝そべれば、絶景を眺める寛ぎの時間が過ごせます。

施設内には、地下1,500メートルから汲み上げた源泉掛け流しの湯を楽しめる、ウッドデッキ併設の露天風呂も備わります。湯上りに潮風を感じながら、夕日が沈みゆく瀬戸内海の景色を堪能するのも、この宿ならではの特別な体験。宿泊者限定の夕食は、数寄屋造りの趣あるダイナー「万里荘」で。新鮮な魚介類や季節の食材を使った和食コースと、日本酒またはリッジワインとのマリアージュをぜひ試してみて。
ホテルリッジ
徳島県/鳴門パークヒルズ
5.伊勢湾を見下ろす、全室露天風呂付の隠れ家のような宿
知多半島 海のしょうげつ(愛知県/知多半島)

名古屋市内より車で約1時間、知多半島南部の静かな高台に佇む「知多半島 海のしょうげつ」は、伊勢湾を一望できる全10室の大人限定の宿です。共有ロビーと繋がるテラスからは眼下に広がる海と180度のパノラマを見渡せます。自然豊かな宿の周りには、小さな農園や果実園も隣接。個室ダイニングでは、ここで収穫した無農薬野菜をはじめ、知多半島の海の幸、知多牛や飛騨牛などを使用した和食の創作料理を味わえます。

お部屋全てに客室タイプごとに異なる意匠の露天風呂に加え、シャワーブースとウッドデッキが備わります。露天風呂に注がれる温泉に身を浸しながら目前にある海を眺め、潮音や木々の揺れる音に耳を澄ます……。隠れ家のようなこの宿なら、誰にも邪魔されることなく、そんな癒しのひとときを過ごせるでしょう。
知多半島 海のしょうげつ
愛知県/知多半島
6.南紀州の海を広いテラスから一望、温泉と建築美が自慢の宿
海椿葉山(和歌山県/椿温泉)

南紀州の海に向き合う岸壁に立つ「海椿葉山」は、建築家の竹原義二氏が手掛けた、全6室・大人限定のデザイナーズ旅館。楕円形で三角屋根の特徴的な外観の宿は、扉を開けると温かみのある木材とコンクリートが調和した空間が広がります。光の差し込みと影を計算した造りの内装をはじめとする「グッドデザイン賞建築環境部門賞」受賞歴も納得の、建築の妙が光ります。

全ての客室が海に面しており、ウッドテラスで眺めることができるのは、目前に迫るような南紀州の海の絶景。客室棟の回廊奥にあるオーシャンビューの大浴場には、古くから「美肌の湯」として知られる椿温泉から引いた、源泉掛け流しの湯が注がれます。湯上りにサロンで涼んだ後は、紀州鯛やカマスなど、地元の海の幸をふんだんに使った夕食を、お部屋でゆったりといただきましょう。
海椿葉山
和歌山県/椿温泉
続きを読む:オーシャンビューの絶景が楽しめる10室以下、大人の宿 西日本編
今回は、オーシャンビューの絶景が自慢の大人限定10室以下の宿をご紹介しました。
慌ただしく過ぎゆく日々の中、ときには大人だけの癒しの空間に身を置いて“大人をひと休み”するのはいかがですか。優雅な設えの客室で、ゆったりと絶景を満喫する時間はきっと宝物……。今度のお休みは海を眺めに、大切な人を誘って出かけてみませんか。












