“郊外や地方にある宿泊施設を備えたレストラン”を意味する「オーベルジュ」。フランス発祥の宿泊スタイルで、日本全国に浸透しています。その土地や宿ならではの料理をいただけるのが、オーベルジュに宿泊する醍醐味の一つ。
今回は食欲の秋にぴったり、今行きたいオーベルジュ(東日本編)をご紹介します。
目 次
野菜ソムリエが紡ぐ“やさいイタリアン”
Auberge erba stella(オーベルジュ エルバステラ) (北海道/富良野)

北海道・富良野。澄んだ空気に包まれた「Auberge erba stella(オーベルジュ エルバステラ)」は野菜ソムリエの夫婦が営むこぢんまりとしたお宿です。イタリア語の「星の草」を意味する“エルバステラ”が宿名の由来。十勝岳連峰を望む立地に、夜になると輝く満天の星空を見上げれば、雄大な北海道の自然を感じずにはいられません。

夜は自家菜園で栽培された、新鮮な野菜が主役のコース料理“やさいイタリアン”を召し上がれ。繊細で美しくお皿に盛り付けられた料理の数々は、目で見ても楽しめるものばかりです。中でも富良野産小麦“はるゆたか”を使用した手打ちパスタは、人気メニューの一つ。小麦の風味を感じる麺は、しっかりとしたコシと食感が癖になります。味はもちろん身体にも優しい食事に思わず笑みがこぼれてしまうことでしょう。
箱根の恵みと自然派ワインのマリアージュ
箱根 漣-Ren-至福のキュイジーヌと癒しのステイ(神奈川県/箱根仙石原)

東京から約2時間、箱根・仙石原に佇む「箱根 漣-Ren-至福のキュイジーヌと癒しのステイ」は、美食家達が集まるお宿として注目を集めます。チェックインをした後は、源泉かけ流しの温泉で湯浴みがおすすめ。大涌谷温泉のにごり湯と無色透明な仙石原温泉、2つのお湯で身体の芯まで温まりましょう。

相模湾・駿河湾の海や、芦ノ湖の魚介類、山野の恵みも潤沢にある箱根は食材の宝庫です。それらを存分に使ったコース料理は、オードブルからデザートまで、好みのものが選べるプリフィックススタイル。その日の気分に合わせてメニューを選びましょう。併せて味わいたいのが完全無農薬法のぶどうで作られた“ビオワイン”。天然酵母が醸し出す芳醇な香りが特徴的です。自然派ワインと、洗練された料理のマリアージュで心に残るディナータイムを過ごしましょう。
まるでオーケストラ!音楽のような料理の数々
ホテルグランバッハ熱海クレッシェンド (静岡県/熱海)

世界的に有名な音楽家、J.Sバッハの名を持つ「ホテルグランバッハ熱海クレッシェンド 」は、熱海温泉の中でも眼下に相模湾を臨む絶好のロケーションです。全ての客室に源泉かけ流しの湯がそそがれるお風呂を完備。プライベート空間での湯浴みは日頃の疲れを存分に癒してくれることでしょう。

“音楽と食の調和”をテーマにしたコース料理は、「メロディー(技術と感性をつなぐ)」「リズム(六味による味の強弱)」「ハーモニー(素材の組み合わせ)」の3つの要素で構成されています。熱海ならではの新鮮な海の幸と山の幸を使ったメニューの数々はどれも絶品と評判。窓の外に広がる相模湾の絶景が、素敵なディナータイムを盛り上げます。旬の食材をふんだんに使った四季折々の食事を、まるでオーケストラの音楽を鑑賞するように味わいましょう。
八ヶ岳の恵みをいただく、1日3組だけの贅沢
ヒュッテ・エミール(山梨県/八ヶ岳南麓)

1日3組限定、隠れ家のような宿「ヒュッテ・エミール」は山梨県八ヶ岳の麓、標高1,200mの地にひっそりと佇みます。選び抜かれた調度品や家具はクラシカルな雰囲気で統一され、非日常な空間を演出します。

夕食は、暖炉があるダイニングサロンでいただきましょう。地元の生産者が育てたこだわりの野菜や、厳選した食材を用いたメニューは季節毎に替わり、口福の時間を彩ります。食事と併せていただくワインも愉しみの一つ。各国から取り寄せた約100種類もの中から料理に合わせてソムリエが選んでくれます。美食の滞在は朝まで続きます。朝食で頂く「きのこ雑炊」は宿の名物料理。熱々の土釜で炊き上げる雑炊は、ほっとする味が朝の心地良い目覚めを促してくれます。
森の中でオリジナルワインと逸品を味わう
Hotel La Neige(ホテル ラ ネージュ)(長野県/白馬)

「森の中に佇むホテル」をコンセプトに、白馬の森に囲まれる「Hotel La Neige(ホテル ラ ネージュ)」。自然との融合を大切にした建物は館内の至るところで四季の移ろいを感じられ、まるで森の中に住まうような滞在が叶います。

夕食は窓の向こうに広がる大自然を眺めながら、創作フランス料理のコースをいただきましょう。地産の食材はもちろん、近県の魚貝、自家菜園で育った野菜などを使ったメニューが並び、人々の舌を唸らせます。そんな逸品と一緒に味わいたいのがラネージュオリジナルのワイン。小布施ワイナリーの協力によって作られた限定ワインがいただけるのは宿泊者の特権です。毎年味わいが異なる個性豊かなワインと一緒に、信州の恵みを堪能してみませんか。
旅の楽しみの一つに「食事」を上げる方も少なくないはず。レストランに宿泊する感覚で、それぞれの宿の美食に出会う旅に出かけてみませんか。
※他にも、西日本エリアで編集部おすすめのオーベルジュをこちらの記事でご紹介しています。
〇今行きたいオーベルジュ4選【西日本編】












